いにしえより先人達が行ってきた知恵の「輪作」
大豆の根に共生する根粒菌
作物の成長に必要な、窒素を空気中から地中に固定してくれるための肥料を入れなくても土が肥える。
ですが、根粒菌は窒素分が多い土の中では働きません。
次に植える麦が窒素を吸い上げ、麦が成長し
また次に大豆を植え、根粒菌が働き大豆も育つ
このようにお互いになくてはならない相乗関係なのです。
火水風土の大豆は
7月下旬頃からはじまります
土を焼く
土をたがやし
タネをまく
株と株の列の間を花が出るまで数回たがやし除草し
空気も送り込む
ひたすら草刈りの夏
枝豆としても最高‼︎
黄に色づく大豆
カラカラと音が鳴るまで待ちます
収穫
乾燥
選別作業
キレイな豆だけを選びます
やっと完成!
大豆と言えば・・・
日本人にとって馴染みの深い作物。
その大豆の日本の自給率は6%ほど。※2020年度
大部分が輸入で支える大豆の問題として上がってくるのがポストハーベスト問題と、最近目に入ってくる遺伝子組み換えの表示。
現在日本に輸入されている遺伝子組み換え作物(GM作物)は8種類
「日本人が1番GM食品を食べている」と言われているくらい食品表示の絶妙なカラクリによって消費者が見分けるのが難しいのが現状です。
では、
遺伝子組み換え作物とは どんなものでしょうか?
生産性と効率を上げるのが目的
ヘリコプターなどで一気に除草剤を撒いたときに雑草は枯れるけど作物は枯れません。
⇨ 除草剤に負けない性質
虫が作物を食べたら消化器が溶けて死ぬ
⇨ 害虫を殺す性質
このような作物は、たしかに生産者の私達には負担が減り、画期的ではあります。
遺伝子組み換え作物からの 健康被害は?
長期にわたりGM作物を取り入れた場合の身体への影響はまだ分からない点が多いのが現状です。
マウスを用いた実験では、新生児の死亡率が上がったり、腫瘍の多発が報告されています。
また健康被害が相次ぐなど様々な問題いが出た事で遺伝子組み換えで世界90%シェアを持つ
巨大企業[モンサント]に対する反対運動が活発化しています。
※モンサント社
ベトナム戦争で使われていた枯葉剤を製造していたバイオ企業
現在はGM作物のほか、ラウンドアップという除草剤でも世界シェアを誇る